DV被害とうつ病との関係

もともとDVとは家庭内暴力のことでしたが、日本でのDVは夫婦間などの親しい関係の男女間における暴力のことを指します。DV被害により被害者やその子供にはさまざまな健康被害がおこる場合があると言われています。

直接的な暴力による被害の他にも慢性の身体疾患を発症したり、うつ病やPTSD、薬物乱用などを引き起こす場合があります。 特にDV被害者に多いのがうつ病とPTSDです。

被害者の4割から6割はうつ病にかかると言われています。長年にわたる暴力被害によって、話がまとまらなかったり、極端に自信をなくしたり、人を信用できなくなったりします。これらの症状に経済的な不安などが加わることで被害者が加害者のもとに戻ることを繰り返してしまう共依存の関係になることがあります。

加害行為から逃げだせたあとでも症状が長引くことがおおいため長期的な視点でのケアが必要になります。 また、身体に直接虐待被害を受けたりDV状況を目撃したりした子供たちにも心身に問題が出ることが分かっています。

被害にあった親子間の精神の健康状態は互いに影響し合っているため両者のケアはリンクして行っていくことが理想だと言えます。 他にも、うつ病のパートナーからDVを受ける場合もあります。

この場合は、暴力をふるっていたのは男性も女性も両方共あります。特に女性の場合は、精神的な暴力や虐待をする傾向があります。また、うつ病だと思っていても人格障害や統合失調症などほかの病気を併発している場合もあります。

パートナーのかかりつけの医師に相談したりセカンドオピニオンを探すことも有効です。 DVの対処法で一番大切なことは、自分が被害者であると気づき加害者から離れることです。自分と子どもの安全を守ることが最優先です。一人で悩まずに誰かに相談することです。

近年は、DVなどの被害にあった人のネットワークや支援センターなど専門の相談機関もあります。また、加害者からの追跡を避ける民間シェルターなどもあります。

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